介護職員初任者研修5日目
東京の桜ももう散りはじめて今週末までもたないかな。
少し寂しいですが、あったかくて気持ちいいし、やっぱり春はいいですね。
さて、昨日は介護職員初任者研修の5回目の授業でした。
記事の順番がバラバラになっちゃいますが、昨日の授業もとっても感慨深いものがあったので、忘れないうちに書き留めておきます。
5日目の授業は、
「介護に関するこころのしくみの基礎理解」
「快適な住居環境整備と介護」
「生活と家事」
がテーマでした。
パブロフやマズローやスキナーといった心理学や生理学を用いてこころのしくみを学びました。
パブロフの犬の実験は、
犬にベルを鳴らしてから肉を見せたら唾液が出た
この行為を繰り返し行っていき、
「唾液が出た」という「反応」の結果は変わらす、
「肉を見せたら」という「条件」が「ベルを鳴らしたら」という「条件」に変わったという有名な実験の話です。
マズローは、人間欲求の5段階説を唱えた人で、
生理的欲求→安全欲求→所属・愛情の欲求→承認欲求→自己実現欲求
の順で欲求を満たしながら、最終的に自己実現欲求を果たしていくというものです。
介護職員の役割として、利用者さんのQOL(クオリティオブライフ)を高める。
QOLとは、マズローの人間欲求の5段階説でいうところの生理的欲求・安全欲求の部分に当たります。
健康で普通に生きていたら、できる、実現できる欲求です。
そこが普通にできない、普通に生活ができない、不便を感じることはとっても大変なことだと思います。
頭を使うことでもなく、お金を使うことでもないことで少しでもそういった方のお手伝い出来たら、私はうれしいです。
介護の話とは少しズレますが、赤ちゃんやペットの愛情についてのお話がありました。
赤ちゃんは生まれて3か月ころまで、ご飯をくれたりおむつを替えてくれたり、快適な環境を作ってくれる母に対して愛着をもちます。
このころまでは愛情ではなく愛着で、
6か月~7か月でコミュニケーションが取れるようになり、愛情に変わっていく、と。
12か月頃から母以外の人間にも愛情をもつようになり、24か月ころから喜びを知る、と。
ここでペットの飼い主に対する愛情の話になりました。
ペットを飼っている生徒さんは3分の1程度で、私もそのひとりです。
「犬や猫は飼い主に対して愛情があると思いますか?」
と先生から質問が。
私は希望も込めて「あります!」と答えました。
先生の答えは、「残念ながらありません!」というものでした。
えーー!!と思いましたが、よく考えたら人間の赤ちゃんも生後半年までは母に対して愛情ではなく愛着なんですよね。
そりゃそうだよな、と思いますが、あんなキラキラした目で私からの愛情を求めてくれてるのに私への愛情はないのか、と思うと寂しいですが、、いいのかわいいから!笑
今日の授業で一番びっくりしたお話でした。笑
つづく。
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