介護職員初任者研修6日目。

今日は介護職員初任者研修の6日目の授業でした。

6日目から実務が始まります。

科目は

「休息・睡眠に関連したこころとからだのしくみと自立に向けた介護」

でした。

今日もとっても興味深い授業内容で、居眠りすることなく学習してまいりました。笑

睡眠のメリットとして、


①疲労の回復

②脳の機能回復

③免疫力の回復


①の疲労の回復、は体が疲れたら、バタンキュー。

自然に眠くなったら寝て、睡眠によって自然と体の仕組みで回復してくれる。

②の脳の機能回復には、記憶力・集中力・精神の安定が含まれます。

寝ている間に、今日あったできごとなどを整理して記憶すると最近では言われているとのこと。

認知症の方で、眠れないなどの睡眠障害を患っていると、ますます認知症が悪化してしまうかもしれない恐れもありそうです。

③の免疫力の回復には、成長ホルモンという意味もふくまれており、ケガや病気をしやすい高齢者の方に最も必要です。

なのに、年齢を重ねると長時間眠れなくなるなんてよく聞きます。

せっかくそんないい効果をもたらす睡眠が、もっとも必要とする高齢者の方が睡眠を取りづらいなんて・・・。なんて日だ!!


毎回変わる講義の先生のお話は、毎回とってもためになり、毎回とっても楽しいです。

今日の先生は、お義母さんの介護に始まり、ちょうど介護が終わった時期に日本の介護保険制度も改正され、効率よくお仕事がしたいということで資格取得を目指し、当時介護ヘルパー2級、現介護職員初任者研修の資格を取ったところから、色んな介護施設で働いて、今は講師にいたるという素晴らしい先生でした。

そんな先生、介護が必要な利用者さんは、眠れないと訴える方が多く、睡眠導入剤や睡眠薬を医者から処方されている方が多いとおっしゃいます。

施設に勤務する介護職員は、夜勤は40人の利用者さんを2人で見守るという体制が多いらしいです。

利用者さんの中には、消灯時間が過ぎて、眠れずにベットからむくりと起きだして施設内を歩き回る利用者さんも少なくない、と。

その歩き回っている利用者さんを、一人で歩き回わらせるわけにはいかないので、介護職員2人のうち1人はその利用者さんに付きっ切りになり、残った介護職員1人で残りの39人の利用者さんを見守ることになる。

それはとても大変なことで、介護職員としては、9時です消灯です一斉に寝てください!わかりましたおやすみなさい!となれば一番いいのですがそんなことはありえなく、そうなると、眠れないと訴える利用者さんには睡眠導入剤、もしくは睡眠薬を与えるというのは、とっても考えさせられる、今の介護環境の問題点だなと思いました。

先生は、むやみやたらと睡眠導入剤や睡眠薬を与えるのではなく、眠たくなる環境を作ってあげるのも介護職員の役目だとおっしゃいました。

眠れない利用者さんには、眠くないんだったら寝なくていいよ、お茶でもしながらお話ししましょうと、ゆったりした時間を作ったり、メラトニンホルモンという、睡眠・休息に導くホルモンを引き出すために、日光浴したりお外にお散歩に行ったりということが、お薬よりも試すべき手段だと教えていただきました。


突然ですが、うちのかわいすぎるワンコ。

お食事タイムは12時間おきなんですが、だいたい12時間経つか経たないかくらいで、「そろそろご飯でしょー?」的なキラキラした目で私に訴えてきます。

それ以外はほとんど寝てるのに!笑

うちのワンコ、もしかして時計が読めてるのかな?やだ天才!なんて親バカ発揮してましたが、哺乳類はすべて体内時計が備わってるとのこと。

毎日習慣的な生活を送っていれば、24時間から26時間で、2時間程度のずれはあるものの、体内時計は狂わないとのこと。

あんなに寝てばっかりでいたずらばっかりなワンコなのに、いっちょ前に体内時計があるなんて・・・かわいすぎて今日も抱っこして寝ようと思います。

おやすみなさい。

コメント

このブログの人気の投稿

成年後見人制度。

同行援護。

一粒万倍日★新たな道へ第一歩!!★